CAD（キャド）って何？って話しをします。
CADの特徴／簡単に言うと「すごいペイントソフト」
全くの初心者に「CADとは何ぞや？」って話しをするなら、私は「すごいペイントソフトだよ」って言いますね。
CAD＝ペイントソフトのすごいやつ
取っ掛かりとしては、このくらいのイメージでまずは良いかと……。
CADのイメージに一番近いのは「ペイント」ですかね。
分かります？ ペイント。
パソコンに入ってる無料のお絵かきソフト「ペイント」のことです。
あれの機能を増やして、もっと精密な図が描けるバージョンだと思ってください。CADを超簡単に言うとそんな感じ。
じゃあ、ペイントより何がすごいのかと言うと「長さがセンチやメートルで指定できる」ところです。
ペイントだとフリーハンドでササっと絵を描くと、角度とか長さは指定できませんよね？
でもCADを使うと最初から角度や長さを指定して、きちきちっと図を描くことができます。
正方形も、長方形も、きれいに書ける。
これが設計図を描くときに便利なんです。1cmも狂いませんし、スケールも正確ですからね。
なので、建築業界はもちろん、最近は3Dプリンタで印刷するためにCADを使う機会も増えてきました。
CADの意味／Computer-Aided Design（コンピューター設計支援）の略
CADは「キャド」と読みます。
「computer-aided design」の頭文字を取って「CAD」です。
英単語の意味から簡単に説明すると、
computerは「コンピューター（≒パソコン）」、
aidedは「支援」や「援助」、「手助け」って意味になります。
designは「デザイン」でそのまま訳しても良いのですが、ここでは「設計」とか「製図」くらいの意味で捉えたほうがしっくり来るんじゃないかなって考えます。
――というわけで、CADを日本語訳すると「コンピューター設計支援」となります。
要するに、パソコンを使って「設計図」を書くときに便利なソフトって感じですかね。
実務上はそのくらいの軽いイメージを持っていれば特に支障は無いでしょう。
そして重要なのは、ひと言に「CAD」と言っても種類があるので、実際に大事なのは「どのCADを使うか」です。
「パソコン」と言っても、Windowsのパソコンなのか、Apple（mac）のパソコンなのか、WindowsならWindowsで「7」なのか「8」なのか「10」なのかで、全然できることが違ってきますよね？
それと同じで「CAD」にもいくつか種類があります。
なので、ひと口にCADと言ってもたくさんの種類があるんです。
次はその点について説明してきます。
CADの種類／JwCADは無料だからシェアが圧倒的に大きい
CADはあくまでソフトウェアの総称でしかありません。
例えるなら、ひと言に「ゲーム」と言っても「スーパーマリオ」みたいなゲームもあれば、テトリスみたいなパズルゲームもあるし、スマブラみたいな対戦ゲームもあれば、ぷよぷよもあるし、パズドラもあるし、マリオカートもあるし……
キリがないですよね？
これと同じで、CADと言ってもたくさんの種類があります。
具体的にCADは、
- Jw-cad（ジェイダブリューキャド）
- AutoCAD（オートキャド）
- DRA-CAD（ドラキャド）
- Vectorworks（ベクターキャド）
などがあります。
建設業界で主に使われているのは、
- Jw-cad（ジェイダブリューキャド）
- AutoCAD（オートキャド）
- DRA-CAD（ドラキャド）
で、この3種類がメインかなって感じです。
シェアで言うとJwCADが圧倒的ですね。無料のフリーソフトって点が大きいです。
CADって専門ソフトなのでライセンスが高額なんですよね。小規模な設計事務所とかだと5台規模でも100万円単位の買い物になってしまいます。
なのでタダで使えるJwCADが建設業界では圧倒的に使われてますね。
JwCADに続くのが、AutoCADって感じ。
でも実は一番使いやすいのって、DRA-CADなんですよね。直感的に分かりやすいのがポイント。
まとめ
今後は「CADを使うメリット」や「CADと仕事（職業）の関係」について、また「CADの勉強と資格」とかをテーマにして書いてみたいですね。
独学は難しいのか？って疑問に答える話も書きたいです。
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