子供が高校に入学するといくらの費用がかかるのか？

教育とお金

2017.06.02

お子さんが高校に入学するといくらくらいの費用がかかるのでしょうか。
文部科学省の調査によれば、1人あたり「41万円」かかると言えます。

文部科学省の「子供の学習費調査」によると、公立高校（全日制）に通うと1人当たり平均「41万円」かかります。

高校に「給食」はありませんので給食費はかかりませんが、その分「受験料」や「通学費」にお金がかかるようになります。

内訳をみていきましょう。

特にお金がかかっているのが「学校納付金等」と「通学関係費」です。

この2つの項目で教育費全体のおよそ半分を占めます。

「学校納付金等」とは、入学検定料（受験料）や入学金などです。

小・中の公立学校では「受験」というものが無いので、高校特有の出費と言えます。

また「学校納付金（受験料）は、実際に入学する高校だけではなく入学しなかった高校（いわゆる「滑り止め」）にも納めることになるので、出費がかさむ結果となっています。

次にお金がかかるのは「通学関係費」です。
これは「交通費」と考えてよいでしょう。鉄道やバスの定期券代、通学用自転車の購入費などが含まれます。

中学校の校区にも増して、高校の学区は広いです。
また学力や将来就きたい職業にもよって通いたい高校は異なりますから、自宅から離れたところにある高校に通う必要も出てきます。そうなれば自然と出費がかさみます。

私立高校の場合は、およそ「100万円」かかります。
どこにそんなにお金がかかるのかというと、授業料と入学金などです。

授業料は「21万円」です。※当時の公立は「授業料無償」でした。
また入学金は「23万円」です。公立は8,000円程度ですから、単純に比較するとおよそ30倍近く違うことになります。これは私立学校全般に言えることですが、やはり私立の場合お金がかかるのはこの部分です