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老後とは何歳から?|老後資金を使い始める年齢から考える

老後
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「老後」とは何歳からのことを言うのでしょうか。

人によって考え方は違いますが、仮に「老後資金」を使い始めた年齢のことだとすると「65歳」からが「老後」と言えます。

老後のはじまり:老後資金をいつから使い始めるのか

生命保険文化センターの「生活保障に関する調査(2016年)」によれば、
個人で用意した「老後資金」をいつから使い始めるのかについて、平均「65.1歳」という結果が出ています。

したがって、「老後」が老後資金を使い始める年齢のことだとすると「老後」は「65歳」からということになります。

この「生活保障に関する調査」は3年ごとにおこなわれていて、過去8回(23年間)の調査結果が公開されていますが、年々この「老後資金を使い始める年齢」は遅くなっています。

1993年の調査では当初「63.4歳」だった老後資金使用開始年齢も、2007年以降「64歳以降」になり、2016年に初めて「65歳」を超える結果となりました。

ちなみに、平均は「65.1歳」ですが、1歳刻みでいうと最も多い回答は「65歳」で、次に「60歳」、その次が「70歳」です。

みなさんも恐らく「老後」と言えば、「60歳」、「65歳」、「70歳」あたりをひとつの区切りとしてイメージするのではないでしょうか。

この感覚は世間一般的にも同じで、40%くらいの人は「65歳=老後」と思っていて、その他の人は「60歳」か「70歳」を「老後」と考えているということです。

年金の支給開始年齢は「65歳」

なぜ「65歳」が「老後」と考えられているのかは所説ありますが、やはり年金の支給開始年齢の影響が一番大きいのではないでしょうか。

年金は「原則65歳」から支給されます。
つまり、老後は年金支給開始とともに始まるということです。

年金を受け取りつつ、これまでの蓄えを取り崩しならが足りない分を補う。
これが65歳から「老後資金を使い始める」理由です。

老後の終わり:平均寿命は80歳前後

これまでで、老後の始まりが「65歳」ということが分かりました。
では老後の終わり、つまり「死」はいつでしょうか。

「死」について考えるのは少し縁起が悪いような気もしますが、寿命がある以上避けては通れません。
人生の終点まで考えてこそ老後の生活設計です。

厚生労働省の調査によれば、日本人の平均寿命は「83.92歳(2015年)」とされています。
したがって「老後」は「20年弱(18.92年)」あることになります。

ですから、もし老後を考えるのであれば「65歳からの20年間」を考えてください。
特に女性は長生きです。

先ほどの平均寿命を男女別にみると、「男性:80.79歳」、「女性:87.05歳」という結果も出ています。

つまり旦那様の方が先に亡くなる可能性が高く、奥様はその後「7年」ほど一人暮らしをすることになるのです。

人生の最期を彩る「7年間」。
きちんとした計画をお持ちでしょうか。

まとめ

  • 老後は「65歳」からはじまる。
  • 老後は「19年」ほど続く。
  • 平均寿命は「83歳」である。

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