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食洗機は手洗いよりもエコなのか?|水道・ガス・電気・洗剤代の4つのコストから比べてみた

食洗機
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この記事では「食洗機がエコなのか」を考えてみます。結論として、食洗機は「エコ」です!

 

具体的には「節水効果(水道代)」、「ガス代の節約」、「節電効果(電気代)」、「洗剤代(食洗機専用食器洗剤)」の4つの観点から、エコかどうか考えていきます。

 

特に良く言われるのが「水道代」のこと。食洗機は水をジャブジャブ使って水の無駄が多すぎるなんて言われますが、真面目に考えると実はそうでもないです。むしろ手洗いのほうが水をたくさん使っています。

 

食洗機を導入することによって、水道、ガス、電気、洗剤代それぞれの年間コストがどれくらい削減できるのか、節約になるのか、総じてエコになるのか、比較してみます。

 

結構具体的に計算してみたので、イメージしやすいんじゃないかなあと思います。

 

まだ食洗機を持っていない人から見れば「食洗機は、水やガス・電気を使うから経済的には思えない」というイメージが少なからずあるのではないでしょうか?

 

今回は、そんな「食洗機はコストがかかる」という誤解を晴らすべく、どんな点が手洗いよりもエコなのか、食洗器にかかわるコスト面と環境面から紹介します。

 

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食洗機は手洗いよりもエコなのか?|水道・ガス・電気・洗剤代の4つのコストから比べてみた

 

【1】食洗機が手洗いよりもエコな点は節水効果

 

食洗機はジャブジャブと水を流している音が聞こえるので、水を大量に使っていると思っている方も多いでしょう。

 

けれども、実際のところ水の使用量は手洗いよりもはるかに少ないのです。意外ですよね。なぜなら、庫内に貯めた水(お湯)を循環させているだけだからです。あの音って水を流し続けている音じゃないんですよ実は。

 

手洗いの場合、水をどれくらい使うか考えてみましょう。

 

まあこれは洗い方によって個人差があるのですが、例えば5分間水を流しっ放しにすると約70Lの水(お湯)を使うことになります。これを1日3回やるとして210L、ため洗いして1日2回に抑えたとしても140Lの水が必要です。事前につけ置きすれば、さらに使用量が増えますよね。

 

一方、食洗機はメーカーや機種によっても差はありますが、1回の水(お湯)の使用量は約9Lです。

 

1日2回(朝と昼の分をまとめる)とすると、たったの18L! 3回運転しても27Lです。予洗いすれば、もう少し水の使用量は増えますが、それでも手洗いの約1/6~1/9の水の量で済むことになります。

 

つまり食洗機を使えば、1日あたりお風呂約1回分(200L、約35円)の節水効果があります。1ヶ月で1,050円、1年で12,775円。大ざっぱな計算ではありますが、この差は大きいですよね。

 

したがって食洗機を使うことは、水資源を無駄にするどころか、節水に大きく貢献しているのです。水の使用量が少ないということは下水への排水も少ないので、どちらにせよ環境にも優しいことがわかりますね。

 

【2】ガスの省エネ効果もある

 

手洗いをすると、油汚れのひどい食器や寒い冬の時期、どうしてもお湯を使うことになります。

 

それはつまり、水だけでなく、ガスも使っているということです。1度お湯を止めてしまうと、またお湯を出すのに時間がかかるので、どうしてもお湯を流したままになってしまいますよね。

 

水の使用量から計算すると、手洗いにかかるガス代(都市ガスの場合)は1回あたり約35円。一方、食洗機にかかるガス代は約10円です。プロパンガスの場合はさらに高くなります。

 

これを1日2回で計算してみましょう。手洗いは1日70円、1ヶ月2,100円、1年で25,200円のガス代がかかることになります。

 

一方、食洗機は1日20円、1ヶ月600円、1年で7,200円です。

 

なんと食洗機と手洗いの差額は、年間で18,000円!洗い方や回数によって、もう少し差が縮まる可能性はありますが、この差はかなり大きいですよね。

 

食洗機が、いかに手洗いよりも、ガス資源の省エネ、ガス代の節約になることが分かっていただけたかと思います。

 

ただし、我が家のようにオール電化の家庭はガス代の恩恵は受けられません。

 

【3】食洗機がコスト面で劣るのは電気代

 

オール電化の家庭を除けば、手洗いの場合は電気代がかかりません。一方、食洗機には電気代がかかります。

 

1回あたりの食洗機の電気代は約15円です。1日2回で30円、1ヶ月900円、1年で10,800円となります。結構かかりますね……。

 

ですが、水道代やガス代のコストから考えると、電気代を差し引いても、まだ食洗機のほうが手洗いよりもコストはかかっていないことになります。

 

また、電気代は、食洗機の予約タイマーをかけて深夜料金の時間帯に運転させるなどの工夫をすれば、さらなる節約が可能です。1番電気代のかかる乾燥時間を短縮するために、扉を開けて余熱で自然乾燥させれば、さらに電気代が節約できます。

 

では、オール電化の家庭はどうなるのでしょう?

 

ガス代の分が、電気代として増えることになります。お湯の使用量は手洗いのほうが多くなるので、オール電化でも食洗機に軍配が上がります。

 

食洗機の場合は、予約タイマーを使えば電気代を節約できますが、手洗いの場合は、深夜割引の時間帯に食器を洗うのは難しいので、電気代の節約ができません。この違いも大きいですね。

 

【4】洗剤のコストはわずかに食洗機に軍配

 

食洗機は500gで400円前後、約80回使用でき、1回あたり約5円。1日2回で10円、1ヶ月300円、1年で3,600円になります。

 

一方、手洗いは300ml入りで200円前後、1回10mlを約30回使用でき、1回あたり約7円弱。1日2回で14円、1ヶ月で420円、1年で5,040円。

 

ただし年間で約1,440円の差はありますが、食洗機のある家庭でも手洗い用の洗剤は必要なことを考えると、最終的にほとんどコストの差はないと思います。

 

【5】ハンドクリームの節約(おまけ)

 

ハンドクリーム代については、完全に私独自の観点です。

 

食器の手洗いは、手荒れの大きな原因のひとつです。カサカサしたり、水がしみて痛かったり、手荒れって本当につらいですよね……。

 

私にとって、食洗機の導入でありがたいと思ったことの1つが、この手荒れが軽減されたこと。予洗いだけならば、寝る前に1度ハンドクリームを塗る程度で済むので、深刻な手荒れになることがなくなりました。

 

手洗いしていた頃は、ハンドクリームを塗っても、あとから洗い物が出て、塗り直すこともしばしば。ハンドクリームの消費量が半端なかったのを覚えています。

 

ハンドクリームの節約になったのも、食洗機のおかげです。

 

80gで400円のハンドクリームを1回1g使うとすると、1回で5円。手洗いのたびに使用すれば、1日3回で15円、1ヶ月で450円。冬の手荒れしやすい11~2月の4ヶ月間使用したとすると1,800円。実際には、ハンドクリームの使用は1日3回どころではなかったので、もっとコストはかかりました。また、手荒れが原因で皮膚科にかかれば、コストはさらにかかります。

 

一方、食洗機の場合は1日1回で5円、1ヶ月で150円、4ヶ月で600円です。

 

手洗いのときに、ゴム手袋を使えばいいのでは?と考える人もいるかもしれませんが、しっかりと食器の汚れが落ちているかを手の感触で確かめながら洗いたいと思う人もいます。もちろんゴム手袋でハンドクリーム問題を解決できる人もいるでしょう。その場合は、ゴム手袋のコストを考える必要がありますね。

 

【6】賢く利用したいのはエコ機能

 

ここまで述べてきたように、食洗機の省エネ効果は非常に高いです。

 

それだけでも十分かもしれませんが、今の食洗機は、エコ機能を使えばさらに節約が可能になります。エコ機能とは、センサーで食器の量と汚れ具合、室内の温度を判断し、最適な洗浄方法と水量や洗剤の量を自動的に選択してくれる便利なシステムです。これによって、さらなる節水と節電が実現できます。

 

ただし、あくまでエコ機能のことで、エコモード(=低温モード)のことではありません。エコモードは、お湯の温度が低くなるので、ガス代の節約にはなりますが、油汚れが落ちにくくなったり、しっかり乾燥させなければならなかったりするので、使用時は気をつけてくださいね。

 

今後、食洗機の購入を考えている人は、エコ機能のついた食洗機を選択肢に入れて、より一層の節約を図るのが賢いと思いますよ。

 

まとめ

 

食洗機は電気代のコストを差し引いても、手洗いに比べて、水道代とガス代の節約になることがわかっていただけたと思います。

 

また、水やガスの使用量が減るということは、大切な資源を無駄に使わないということなので、エコの観点からも食洗機の導入は非常におすすめです。

 

そして、何にも代えがたいのは時間の節約。コストを度外視しても、非常に重要なことだと思います。

 

コスパが良く、環境にも優しく、ゆとりのある時間をもたらしてくれる家電、それが食洗機です。使わない手はないと思いませんか?

 

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